成長期に必要な栄養素とは?
子供の成長期において、とくに不足させたくない、必要な栄養素について確認して行きます。
■たんぱく質とアミノ酸
子供の成長に欠かせないのが、何といってもたんぱく質です。
たんぱく質は筋肉をはじめ、皮膚、骨、臓器、毛髪、血液などをつくる材料となるほか、ホルモンや酵素、免疫機能をつかさどる物質の原料になっています。
成長盛りの12歳~14歳児では、男児60g、女児55g/1日あたりのたんぱく質となっていて、その量は成人の必要たんぱく質量とほとんど変わりません。
日本人の食生活では年代性別を問わず、炭水化物過多、たんぱく質不足になっていると専門家も危惧している状態なので、多くの子供もまた、たんぱく質が不足していると考えられるのです…!
たんぱく質は、体で分解されるとアミノ酸になり、成長を促したり、体組織の修復に関わったり、筋肉を増強したり、精神安定に働いたりと成長と健康をサポートしてくれます。
■ビタミンB群
摂取したたんぱく質はアミノ酸に分解されるとご紹介しましたが、この分解に関わるのがビタミンB群です。
ビタミンB群が不足すると、アミノ酸への変更が上手く行われずに、成長のスピードが落ちます。
ビタミンB群はすべてで8種ありますが、中でも成長に関わると注目されているのがたんぱく質分解に関わるビタミンB6、そして成長ホルモンの分泌や筋肉増強に関わるアルギニンです。
■カルシウムと併せて摂取したい栄養素
骨を強くしたり、伸ばしたりする上でよく大切と言われる栄養素と言えば、「カルシウム」ではないでしょうか?
ただ、カルシウムだけでは成長サポートはできません。
他のミネラルやビタミンがなければ、上手く吸収できないのです。
たとえばマグネシウムはカルシウムを骨に吸着させる働きをし、ビタミンDはカルシウムを血中に運びこむ働きをします。
カルシウムはもちろん、他の栄養素でも特定の栄養素だけを摂取するのではなく、吸収率を高める最適なバランスで他の栄養素と組み合わることが大切になります。
■亜鉛
亜鉛は成長ホルモンの分泌や、タンパク質を合成するのに必要な栄養素です。
牡蠣やレバー、牛肉、納豆などに含まれますが、普段の食事では不足しがちな栄養素なのでサプリでカバーしたいところです。
■要注意!特定の栄養素だけに傾くと逆効果になる
上記では、とくに成長に大切と言われる栄養素をご紹介しました。
ですが、上記の栄養素だけをたくさん摂取すれば良いというわけではありません。
ビタミンやミネラルはカルシウムとマグネシウム、ビタミンDとの関係にあるように、それぞれ協力し合わなければ力を発揮できません。
ビタミン・ミネラルは、セットになって作用するため、特定の栄養素を摂取しすぎたことにより、他の栄養素が不足してしまうこともあります。
幅広い食品から、バランスよく栄養素を摂取し、その上で不足しがちな成長に必要な栄養素を補うためにサプリを活用していきましょう!